｢WATALIS (ワタリス)｣ は、宮城県亘理町の ｢WATARI｣ と“お守り”という意味の ｢TALISMAN｣ を組み合わせた造語です。
私たちの町、宮城県南部に位置する亘理町 は東日本大震災により、甚大な被害を被りました。ことに海岸地域の家々はすべて津波により失われてしまいました。
多くの人々が不自由な暮らしを余儀なくされているなかで、私たちは手しごとによるものづくりを通して、ふるさとの古き良き習わしや感謝の心を形にし、町の復興を願う新たな仲間とのコミュニティを生み出そうと活動し始めました。
地元女性達が自ら任意団体を立ち上げ、2012年度から被災地域での交流の場づくりに着手し、手しごとワークショップやイベントを開催してきました。
地域の皆さんがお茶を飲んで語り合えるような居場所を創るために、2016年からコミュニティカフェの運営も行い、震災で崩壊した地域コミュニティの再構築に取り組んでいます。
地域に関わり続けるうちに、新しい課題が見えてきました。亘理町では担い手不足のため耕作されていない遊休農地が増えています。私たちは農作物の栽培や養蜂を行い、大切な地域資源である農地の活用にも貢献したいと考えています。
こうした活動を通じて、町固有の地域資源である豊かな自然と人々が調和し共生できる「持続可能な地域の未来創り」を目指しています。
事業名をクリックすることで、それぞれの事業について詳しくご覧いただけます。
地域資源を活用した商品企画・販売及び地元の女性たちの雇用促進を目的とした事業。
被災地域に未来ある労働環境を創り出し、整備を推進するために、全国から譲り受けた着物地や仕入れた中古着物地を宮城県亘理町の地域の女性たちの手で加工し「FUGURO(ふぐろ)」などのリメイク商品を企画・製造・販売することで、現実的な女性の就労支援を実施していました。
毎週月曜の定例会では、縫製技術研修や情報交換のための定例会を行っていました。
ビジネスとして持続発展させることにより、雇用の維持と被災地域の経済活性化に貢献するため、2015年5月に設立した『株式会社WATALIS』に この事業を譲渡しました。
詳しくは株式会社WATALISの 公式ホームページ (外部リンク) をご覧ください。
