亘理町(わたりちょう)は伊達氏ゆかりのちいさな城下町。仙台市から南に約26kmの距離に位置し、西を阿武隈高地、東を太平洋の黒潮、そして北を阿武隈川に囲まれた中心部には肥沃な平野が広がっています。
温暖な気候を利用した果樹栽培がさかんで、とくにいちごの産地として知られています。
また海岸地区は港町として栄え、名産はシャコにアサリ、阿武隈川を上る鮭とはらこ(イクラ)にホッキ貝など、豊かな海の幸、「鳥の海」をはじめとする美しい海に恵まれた土地です。
2011年3月11日、この地をおそろしい揺れが襲いました。東日本大震災。この未曾有の大震災とそれに続く巨大な津波は、多くの人々の命、暮らしをあっという間にのみこみました。それまでのあたりまえの日常が、わずかな時間のうちに奪われ、失われました。ことに海岸地域の被害は壊滅的で、すべての家々は流され、多くの方々が仮設住宅などでの暮らしを余儀なくされました。
それまで暮らしを支えていたいちご栽培などの農業や漁業、活気のあった港もまだまだ元のように再生するには至らず、生活の基盤も失われたまま、なにより大切な地域のつながりが断たれたままでした。
そんななかでも少しずつ、あらたに人とのつながりを復活させようという試みが生まれました。皆が集い、ともに語り、あるいは何かを一緒につくり出すことが支えあう力となる。それが町を復興するエネルギーへとつながっていくと信じて。
WATALISは、地元の女性たちがそんなコミュニティー復活の願いを込めて立ち上げ、運営しています。
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一般社団法人 WATALIS
〒989-2351
宮城県亘理郡亘理町字中町22番地
TEL:0223-35-7341
E-mail:info@watalis.jp
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